投稿記事
by UENO Karen » 火 28 3 2006, 10:28
MASAさん、Oginoさん、こんにちは。
MASAさんの説明に、なるほど、です。
私は導音とはなんぞや、というところで悩んでしまっていたのですが(音楽事典をひいても主音を導く音、としか書いてない)、何となく納得いきました。
第7音と主音の間は常に半音なんですね。だから、ト長調ではファに、ニ長調ではドに、イ長調ではソに、ホ長調ではレに、新たに#が増えていく。ヘ長調の場合は、ミとファの間がもともと半音だから必要ない。単調の場合も、導音であるためには主音との音程が半音(短2度)でなければならない。
わたくしがも昨日の夜ちょっと調べましたので、書かせてください。
1)和声的短音階
和音の進行を考えたときに、第7音はほとんど必ず導音である必要があるので、ほとんどの場合第7音は半音高くして使われる。よって、第7音だけ半音上げた音階を和声的短音階という、のだそうです。(音楽之友社、「音楽の基礎-音楽理解はじめの一歩」)
私的解説をすると、たとえばイ短調の時のスリーコードを挙げると、Am,Dm,E7(またはE)であって、Emではない。(Emのソを半音上げるとEになり、さらにミから7番目の音であるレをたすとE7になる)。E7やEの次にはどうしてもAmが来て欲しいという気分になるけれども(終止形)、Emだとホ短調に転調したのか?という感じで必ずしも次にAmが来るとは限らない(終止しない)こういう理解で良いのでしょうか。
2)旋律的短音階
和声的短音階では第6音と第7音の音程が増2度となるので、第6音も半音上げて長2度として上行音階とし、また、6・7音とも元に戻して下行音階としたものを旋律的短音階というそうです。(同上)
なんだか難しいですが、ようするにMASAさんが書いているように、和声的短音階では第6音と第7音の間が開きすぎて旋律(メロディー)を作るにはなめらかさにかけるので、第6音も半音上げてバランスを取った、ということで良いと思います。
わたしも音楽理論に関しては聞きかじりの知識だけですので、間違い勘違い等ありましたらご指摘お願いします。
guitar : HIROSHI MIZUHARA anno2000 No.160 (19c)
guitar : HIROSHI MIZUHARA anno1994 No.059