ギター教室3回目

yamashita
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登録日時COLON 日 14 11 2004, 06:00

ギター教室3回目

投稿記事 by yamashita » 木 23 12 2004, 08:48

 バカンス前なので不定期の教室でした。今日の先生は仏人にありがちな「何だか良く分からないけれどイライラしている」状態だったので、こっぴどくやられました。クリスマス前で既に頭は教室以外のことへ向けられていたようです。クリスマスプレゼントでも持っていくべきだった・・・。今日は冗談で、突然「クリスマスの夜」を弾いてやろう、と思っていたのですが、それどころじゃない。それでも、いつもより時間を割いて教えてくれました。それだけ私の欠点と不手際が目立ったのですが・・・。
 先ずLeo Brouwer「エチュード・シンプルNo1」を弾きました。いつものように「もっとゆっくり!」。練習する時はメトロノームを使って、出来るだけゆっくり。それが上達のコツだそうです。それと、音楽の表現に対してかなり突っ込んだ部分で色々と言われました。私はエチュードなので、完璧に正しいテンポ、音価で弾いたのですが、それが駄目だと言われました、もっと、曲を考えて、もっと歌いなさい、揺らしなさい、繊細に、ダイナミックに・・・・。ブレージングとビブラートの大切さを教わりました。1.5週間、前回とあいていたので、No3も練習してきていて、それも弾いてみせたのですが、やはり、音、表現。特にNo3はトレモロの前段階の練習なので、miの音をもっと繊細に、小さい音で、かつ明瞭な音。そのための基礎練習方を教えてもらいました。
 その後、前回の課題の基礎練習を一通りやり、「まだまだ、練習が足りないわよ」。 
 bwv999についても、表現に対してかなり突っ込んだ部分での、原曲の曲想から考えるように言われました。彼女の運指は非常に難しく、それでも、できるだけ曲想を重視したものだから、これで弾きなさい。私の演奏は少し波を立てすぎ、この曲に関しては、もっと平坦に、クールに弾かなくてはいけないという事です。「次は完璧に仕上げてきなさいね」。
 来週の宿題は、Leo Brouwer のエチュードNo6、No7、セゴビアメソッドのスケール練習。そして、上記の課題です。演奏とは機械的に弾くだけではないのだから、そういう部分をもっと考えてきなさい。今回は表現に対する話が多く、難しい形容詞ばかりで、理解するのに苦労しました。
 「私の言ってること分かってるの?!」
 「分かりますが、そんなに、いきなり弾けませんよ」
彼女は今後の予定の曲も現代、バロックばかりなのを気にして、私に相談しました。
 「いえ、実は僕はロマン派がどうも苦手なんですよ。だから逆に嬉しいです」
 「ああ良かった。ロマン派って涙涙ですものねえ、ちょっと私も苦手なのよ」
しかし、それは運指とリズムが難しいという事を意味するのである。ガチョーン :shock:
というわけで終了。
 
 「バカンスは何をされるのですか? :D
 「ハァ・・・子供の面倒よ、6日の授業再開まで。バカンスは辛いわ・・・ :cry:
教室から帰るついで、いつものバーに行き、いつものおじさんと話をする。
 「クリスマスから娘が来るんだ。一週間面倒みなきゃならん、映画、劇場、ハァ・・・・」
どこの国も、同じ悩みを抱えているのであった。 

 「それでは、良いクリスマスを! :D
 
以上。
c・guitar :Sakurai standard 1992
a・guitar :Asturias herringbone concert special 1997

待雪
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Re: ギター教室3回目

投稿記事 by 待雪 » 木 30 12 2004, 00:38

yamashita さんが書きましたCOLON 「私の言ってること分かってるの?!」
 「分かりますが、そんなに、いきなり弾けませんよ」
これは、以前ピアノの教師にいったことがありました。でも、本当はこれはいっちゃあいけないんでしょうね。その後いろいろありまして、この言葉を私は恥じています。このことを知った私の先生(サクソフォン)ががっかりしたのを見て、もう二度というまいと誓ったのです。

楽器にせよ歌にせよ、フレージングは大切で、そして難しいですね。
 私は以前リコーダーをやっていた時期があって、あの楽器は音量の幅も狭く、非常に表現しにくい楽器でありますから、まさにフレージングやアーティキュレーションの巧拙があからさまになるんですね。
 アクセントやなにかも、音の強弱だけでなく、アーティキュレーションで表現できますし、そういう技術を身に付ければ、私のギターももっともっと表現力を増すなと思いながら、まあ実際にはメカニックが乏しいのでそれどころではないのですが。

念願のガットギターを入手したので、私も教師を探そうと思います。やはり教師はいたほうが、楽器の習熟にはいいと思うようになりまして。
ギター:アストリアス D. カスタム S (2004), YAMAHA No. 45 (?)

yamashita
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登録日時COLON 日 14 11 2004, 06:00

投稿記事 by yamashita » 木 30 12 2004, 11:03

 そうですね。しかし、この場合はどちらかというと言語的な壁だったので、言われた事を正しく演奏に表せているかどうか、そのためにちゃんと仏語を理解しているのか?という問題でした。テクニックの場合は物理的な事で理解しやすいのですが、演奏の場合は抽象的であり、ヨーロッパの文化そのものですから、私も彼女の言葉を確実に理解できたのかどうか自信がありません。今日は本屋さんまで行き、バロックの写真集を見てきました。バロックを演奏するのにバロックを言葉だけで知っててもいけないのではないかと思ったからです。
 私の先生の素晴らしい所は、「自分から決して弾いて見せるような事はしない」です。あくまで私が実際に弾いて音、表現を見つけるまでしつこく言葉で「ああじゃない、こうじゃない」と言ってくれます。ある程度、表現が固まった時点で、彼女は「こうすれば、もっと良くなる」と演奏してくれます。演奏を模倣するのでなく、自分で見つけるように教授してくれることには感謝しています。結局、演奏を探し出すのは自身の練習にかかっていますから。そのための基礎練習であるという事に最近ようやく気づきました。個性というのはもっぱら自己主張のように見なされますが、クラシックの演奏表現は、文化という土台を踏まえた解釈と発展であり、そのほかの音楽とは趣を異にして大変難しいと思います。最近はそのことで非常に楽しい悩みが満載です・・・奥がどんどん深くなっていく ・・・・:x
私も教師を探そうと思います
 私も意固地に独学などこだわらず、さっさと教室に行けばよかったと思っています。しかし、この3回の授業は、私にとって今までの10年に匹敵する価値があると思っています。まあ、演奏は問題が分かっているだけに、人生のそれよりは楽しいものです。
 めざせプチマエストロ!
c・guitar :Sakurai standard 1992
a・guitar :Asturias herringbone concert special 1997

待雪
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登録日時COLON 月 14 6 2004, 20:52
お住まいCOLON 京都

投稿記事 by 待雪 » 木 30 12 2004, 23:23

母語でレッスンを受けられないというのは、大変ですね。レッスンはフランス語で行われているのだと思いますが、やっぱりデリケートな違いなどを説明する場合には、語学力が求められそうで、私が同じ立場だったら、非常に厳しいものがあると思います。
 バロックは、やはりバロック独特の慣習とか思想とかがありますから、そういうところを追求していくのは面白くて、けれど難しいですね。即興的な装飾とかが普通に求められますし、また弦楽器なら通奏低音を理解しているかどうかで、表現が大きく変わってくるのではないかと思います。

先生が簡単に手本を見せないというのも、なかなか面白いですね。日本の伝承の世界では、先生の弾いたものをそっくりまねるところから始まるので、西洋の考え方との違いが見えて面白いです。
 自分で考えて、なぜそのように演奏するかを意識的にできなければならないんでしょうね。難しいことですが、常に求められるものかと思います。

私も、これから教師を探すとして、そうしたよい教師に出会えるといいのですが、こればかりは縁ですので、探す前からいろいろ考えても仕方がなさそうです。
ギター:アストリアス D. カスタム S (2004), YAMAHA No. 45 (?)

yamashita
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登録日時COLON 日 14 11 2004, 06:00

投稿記事 by yamashita » 月 3 1 2005, 09:24

 しかし、ヨーロッパに住んで本場の文化を学べると言うことに感激しています。また一つ生活の見方が変わりました。教え方というのは個人によって違うのでしょうが、日本ではどのような感じなのでしょうか?これが初めての習い事なので、日本の基準が分からなかったりします。先生は1時間の教授で弾くのが、恐らく2分くらいなんじゃないでしょうか?そのくらいに全く弾いてくれません。そのかわり、ずっと喋っています。それと、日本でもギターの大まかなレベル分けなんてあるのでしょうか?先生に「あなたは7から8のクラスね」と言われました。言われても、何のことやら分からない・・・。M.Delcampのレベル分けで、レベル7以下の曲でも弾けそうに無い曲はたくさんありますし。確かに8以上は私にとって諦めがつくレベルなのですが・・・バッハの無伴奏バイオリンが弾けるようになりたい・・・・ :cry: :cry:
 年末年始、3日間ギターを練習する機会が無く、今日ギターを手に取ると・・・・
思いっきり退化してる・・・・ :shock:
手が硬くなっているのが一目瞭然なのにショックを受けました。
この2ヶ月間毎日練習してきたので、本当にビックリしました。
「毎日練習しなさい」というのは、本当だったのですね。
c・guitar :Sakurai standard 1992
a・guitar :Asturias herringbone concert special 1997

待雪
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登録日時COLON 月 14 6 2004, 20:52
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投稿記事 by 待雪 » 月 3 1 2005, 11:41

yamashita さんが書きましたCOLONヨーロッパに住んで本場の文化を学べると言うことに感激しています。
これは、西洋の音楽を学ぶには、非常に大きな体験だと思います。やっぱり日本では、西洋音楽の根本というのはつかみきれないところもあると思うんです。そうした日本的な感性が評価されることもありますが、やっぱり大本というのを知っているかしらないかで、大きく違ってくると思うんですね。

さて、レッスンのスタイルですが、私が今まで受けたレッスンというのも、あまり見本の演奏はなかったですね。アンサンブルをするときなんかは、合わなければ仕方がないので、こういうフレージングはできないかといって演奏するということはあります。けどレッスンでは、よほど間違ったことをしないかぎりは、そういうことはなかったように思います。
 先生によっては、まったく楽器に触らないということもありました。やっぱりレッスンでは、あまり教師が演奏するということは少ないのかも知れません。

毎日練習は、よくいわれますよね。ピアノだったでしょうか、一日休むと三日遅れるとかいったりしました。いや、私はそんな毎日ピアノを練習するような、殊勝な姿勢はついぞなかったんですけど。
ギター:アストリアス D. カスタム S (2004), YAMAHA No. 45 (?)