調弦、弦の張力と楽器

楽器についていろいろ
Yuki
記事COLON 175
登録日時COLON 木 11 5 2006, 13:38
お住まいCOLON 八千代市

調弦、弦の張力と楽器

投稿記事 by Yuki » 金 4 4 2008, 00:24

こんばんわ。

ギターの調弦の際にみなさんもはじめに5弦のAの音を合わせると思いますが、基準となるAの音の
周波数が440Hzに設定されていることはご存知の通りです。しかし、最近ではこのピッチが必ずしも
440に限らずいくらか高めのピッチにあわせることがオーケストラなどであるそうです。
一方で、昔の(16-17世紀あたり?)の音楽を編曲したギター曲などでは、低めのピッチに
調弦したほうがそれらしい響きになる、と言う趣旨の話を聞いたことがあります。

そこでみなさんにお伺いしたいのは、やはり440のピッチに合わせる方がほとんどなのでしょうか?

さらに最近耳にしたことですが、ギターもそれぞれに個性があって、弦の張力という観点から
必ずしも440のピッチではなく高めや、低めの(その程度がはっきりしないのですが)ピッチに
合わせたほうが結果的に良い響きを得られる、ということがあるそうです。

そういうことが言えるのでしょうか?
Yuki

A. Takagi
記事COLON 102
登録日時COLON 水 6 6 2007, 13:34
お住まいCOLON 埼玉

Re: 調弦、弦の張力と楽器

投稿記事 by A. Takagi » 金 4 4 2008, 05:29

442Hzの音叉もありますし、442Hzを基準としているオーケストラもあると聞いたことがありますし、440Hzに対して批判的な見解も聞いたことがあります。去年のNHKの趣味悠々のテキストでは、何の解説もなく「A=442Hz」と書かれていて、違和感がありましたが。

いわゆる19世紀ギターを使用して昔の(どの位昔かはよくわかりませんが)曲を演奏する場合には、低い調弦にすることもあるようですね。当時のAが現在よりも低いということで。福田進一さんのCDで、19世紀ギターでソルの曲を弾いているのが手元にあるのですが、そこでは417Hzが採用されてます。

そのように調弦することで、当時の作曲家がイメージしていた響きに近いということは言えるんだと思います。私自身は音感がにぶいので、聞き比べたら高低差がわかる(417ならば。442だとどうだろ?)以外は、ほとんど何も感じないんですが。
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Guitar : Ichizo Kobayashi Model 50 2007
Silent Guitar : YAMAHA SLG120NW

黒白・無外流
記事COLON 200
登録日時COLON 土 2 2 2008, 03:51
お住まいCOLON 新潟県新潟市西区

Re: 調弦、弦の張力と楽器

投稿記事 by 黒白・無外流 » 金 4 4 2008, 06:31

Yukiさん初めまして :o 。私も雑学程度しか知らないのですが・・・。

ピアノやオーケストラで合わせる場合少しA=440より高めにあわせると定かではありませんが「明るめの音になる」と聞いた事があります。Guitarの調弦で昔が低かったと言うのは初めて聞きましたし、A.Takagiさんが詳しく書いておられたのでびっくりでした。
あるんですね~。 
そこでみなさんにお伺いしたいのは、やはり440のピッチに合わせる方がほとんどなのでしょうか?
私のは全く参考にならないと思いますが、ピアノに合わせるのがほとんどで何も考えてないというか :oops: 。あとCDとかですね、採譜したりしますので。採譜と言えばテープ(カセット)は回転速度の基準が曖昧なので音が違ったり厄介です。そう言えば凝ったポップスなどで明らかに違う高めの調弦を聞いた事があります。やはり何らかの意図があったんでしょうか?・・・・
Jazz長屋からクラシックを意識して二十年近く。右も左も分からない初心者です。

A. Takagi
記事COLON 102
登録日時COLON 水 6 6 2007, 13:34
お住まいCOLON 埼玉

Re: 調弦、弦の張力と楽器

投稿記事 by A. Takagi » 金 4 4 2008, 08:34

補足です。

私自身は440Hzで合わせています。合奏や伴奏を考えていないので、440Hz以外にする必要性は感じていません。

ギター個体に対して最適なチューニングに関しては、個体個体で固有振動数が多少なりとも異なりますから、原理的には、例えば「このギターは435Hzで合わせると最適な響きになる」という可能性はあるでしょう。ただ、少なくとも手工品では、440Hzあたりを基準にして、ウルフトーンの出る位置などを調整しているんでしょうから、現実的には、現代のギターなら440Hzが最適、と言ってもいいような気がします。また、量産品でも基本的には同じではないでしょうか。

例えば、セーハが連続して厳しい曲を弾くときに、妥協として、あるいは練習の一段階として「半音下げてチューニング」などがあっても良いとは思いますが、それはまた別の話ですね。
Guitar : Ichizo Kobayashi Model 50 2007
Silent Guitar : YAMAHA SLG120NW

Yuki
記事COLON 175
登録日時COLON 木 11 5 2006, 13:38
お住まいCOLON 八千代市

Re: 調弦、弦の張力と楽器

投稿記事 by Yuki » 土 5 4 2008, 10:10

Takagiさん、黒白さん、コメントありがとうございます。

自分の楽器を424Hzに合わせてみました。功罪?あわせて印象を列記します。

- 音色は予想したとおり、かなり地味目になる。(440、あるいはそれ以上の場合は輝かしさがありますが、一面キンキンしたかんじだった)
- 先入観かもしれませんが、古い時代の音楽はなんとなく雰囲気がでる。反面ラテン系の音楽などは、いまいちさえない。
- 私の楽器は440調律ですとF#にウルフトーンが出るのですが、それが目立たなくなった。
- 音量が幾分減る。そのぶん、余韻がのこる。
- 張力が減った分演奏しやすくなった(これは実感できる)
- 自分は絶対音感がないので感じませんが、ある人にとっては気持ち悪いかも。

総じて悪い印象ではありません。お奨めする気はありませんが、気晴らしに試してみるぐらいはよろしいかもしれません。
Yuki

A. Takagi
記事COLON 102
登録日時COLON 水 6 6 2007, 13:34
お住まいCOLON 埼玉

Re: 調弦、弦の張力と楽器

投稿記事 by A. Takagi » 土 5 4 2008, 20:57

Yuki さんが書きましたCOLON - 私の楽器は440調律ですとF#にウルフトーンが出るのですが、それが目立たなくなった。
ああ、そういうことも考えられますね。

F#のウルフが目立たなくなって、Gにも出ていなければ、チューニングを下げたことで、プラスに働いたということになりますね。
Guitar : Ichizo Kobayashi Model 50 2007
Silent Guitar : YAMAHA SLG120NW

Masayuki
記事COLON 72
登録日時COLON 火 13 5 2008, 00:46

Re: 調弦、弦の張力と楽器

投稿記事 by Masayuki » 木 15 5 2008, 00:10

初めまして Masa と申します。
調弦、音程ですがいろいろな考え方が有るようですネ!
私の40年の経験を投稿させて頂きます

1.このごろ年を考えて緩い弦張にしようかなどと思っています
  自分の引きやすい張力ですと、大変楽です。
2.ただしCD等を聞くと違った曲に感じることもあります
3.楽器の設計も音程を考慮してウルフを設定していますので
  好みですがやはり本来の楽器の音色ではないような気がします
4.新しい楽器の弾き込み時は、正調でならしてやる必要がありそうです
  表面板の張力によるたわみなど設計に織り込み済みのはずです
5.オケなどでの1,2セント上げは、ギターを少し際だたせるテクニックの
   一つですが微妙ですね。

結論ですが、やはり正調で弾いてあげるのが楽器・耳にも良いのでは
と思います。