表面板の塗装による音質

楽器についていろいろ
Masayuki
記事COLON 72
登録日時COLON 火 13 5 2008, 00:46

表面板の塗装による音質

投稿記事 by Masayuki » 金 16 5 2008, 14:18

クラギ表面板の塗装には種々の方法が使用されていますが
音質の違い・取り扱いがどのようなものか教えてください。
セラック、カシュー、ラッカー、ウレタン 等
ただ、誰々の楽器と言われても解らないし、そうそう試湊出来ませんので
よろしくお願いします。

A. Takagi
記事COLON 102
登録日時COLON 水 6 6 2007, 13:34
お住まいCOLON 埼玉

Re: 表面板の塗装による音質

投稿記事 by A. Takagi » 土 17 5 2008, 05:05

私自身は何も詳しくないのですが、例えば、

http://www.auranet.jp/SALON/ono.htm

こんなサイトが参考になるのではないでしょうか? 他にも、制作家などの詳しい方が解説しているサイトはあると思います。検索すればあれこれとひっかかるでしょう。
Guitar : Ichizo Kobayashi Model 50 2007
Silent Guitar : YAMAHA SLG120NW

Masayuki
記事COLON 72
登録日時COLON 火 13 5 2008, 00:46

Re: 表面板の塗装による音質

投稿記事 by Masayuki » 日 18 5 2008, 00:36

Takagi様 早速ありがとうございました。
いろいろ調べてますがこれと言った回答が得られません。
難しい内容ですよね!
たとえば、カシューはセラックとラッカーの間とか書いてあったり
良くわからないです。
私の楽器は、作者違いですが2本、松にカシューなのです。
カシューからセラックに塗り替えたとかの記事もあり・・・・

Jasc
記事COLON 11
登録日時COLON 月 19 5 2008, 17:59

Re: 表面板の塗装による音質

投稿記事 by Jasc » 月 19 5 2008, 18:17

ギターのリペアや製作も少しかじっているものです。

塗装の「種類(シェラックやラッカー、カシューなど」による音質の変化よりも、各塗料の塗膜の薄さ(厚さ)が
主に音質に影響していると私は思っています。

物理学教授でもあり、音楽と楽器を科学的見地から研究している、チャールズ・テイラーは『音の不思議を探る(1998年、大月書店)』で、「音響としては何も塗装していない状態が最も良い」と語っています。同時に「音響的に最も良いが、未塗装の木部は外部の環境(湿度や温度など)に影響され易すぎる)」とも語っています。

肝心の取り扱いですが、塗膜の強さは恐らく ポリウレタン>カシュー>ラッカー>シェラック となります。
ポリウレタンとカシューは耐水性、耐アルコール性、耐油性に優れているので、取扱いはさほど気にしなくても大丈夫です。


一方で、シェラックとラッカーは上記に比べるとデリケートでウェザークラックも発生しやすいです。

シェラックはアルコールに対して可逆反応(溶ける)を起こしますし、汗に対しても弱いです。

ラッカーはシェラックに比べると多少取り扱いが楽ですが、ゴムなどの石油製品やシリコン入りのクロスやポリッシュには弱く、溶解したり、変色したりします。

以上何かの参考になれば幸いです。

Masayuki
記事COLON 72
登録日時COLON 火 13 5 2008, 00:46

Re: 表面板の塗装による音質

投稿記事 by Masayuki » 月 19 5 2008, 18:44

ご回答ありがとうございました。
何もないのが一番ですか・・・
確かに塗膜厚さは影響しますよね。
各塗装の経年変化の大きいものは硬い順番なのでしょうね!
もちろん、配合とか下地処理で違うのでしょうが。
出来るだけ何もない状態に近い塗料
簡単に塗り増しや・再塗装出来るセラックがやはり良いのでしょうかネ!
何となく見えてきました!!!!

Jasc
記事COLON 11
登録日時COLON 月 19 5 2008, 17:59

Re: 表面板の塗装による音質

投稿記事 by Jasc » 月 19 5 2008, 20:05

表板は可能な限り塗膜が薄い方がいいみたいですね。

側板や裏板、ネックなども、もちろん塗膜が薄い方がいいのですが、強度の問題や体が直接触れる部分があることから、表板をシェラックで、それ以外をカシューやラッカーで塗装されている製作家さんも多いです。

単純に塗膜の薄さを考えれば、シェラックと乾性油(リンシード・オイル:亜麻仁油など)が2強でしょう。

乾燥時間の短さや、取扱いの容易さ、鏡面仕上げのしやすさなどからシェラックがやはり最適解なのかもしれません。
多くの製作家はシェラックを中心としていくつかの樹脂を配合させているようです。

乾性油は乾燥に非常に時間がかかる(自然乾燥では1-2ヶ月は軽くかかる)ため一般的には使用されませんが、耐水性、耐油性、アルコールに溶けないなど、一度乾燥すれば塗膜の強さはシェラックを上回ります
リンシード・オイルは紫外線で重加合され、塗膜が硬化するので、最近ではブラックライトを当てて乾燥させる製作家さんもいるようです。

因みに、一時期バイオリン製作家、ストラディバリウスが名器たる所以は「ニスの配合に秘密がある」と一時期話題になりましたが、多くの音響学専門家の意見は否定的なようです。


因みに下地の処理ですが、これについては私も分かりません^^;
ただ、塗装を綺麗に仕上げるためには下地処理が7割と言われるほど重要な作業ではあります。

Charlie
記事COLON 9
登録日時COLON 日 23 9 2007, 13:33
お住まいCOLON 横浜市

Re: 表面板の塗装による音質

投稿記事 by Charlie » 月 19 5 2008, 20:32

初めまして。
Charlieと申します。

塗膜の厚さの音への影響、ということで思い出したのですが、
現代ギターの昨年4月号で田部井辰雄氏が、ハウザー1世を購入した時のエピソードを語っていて、
購入当初鳴りが悪く、表面板の厚い塗装に原因があると踏んで剥離剤ではがしたところ響きが良くなったそうです。
他のギターより色が濃かったことから、重ね塗りに気がついた、とのことでした。
もちろん、保守性の点からその後塗り直しをしたそうですが。
(その際に使った塗料は単に“ニス”とあって、具体的な材質は不明です)
また、塗装とは関係ありませんが、肉厚なブリッジも原因の一つだろう、ということでナイフで削ったそうです。

制作の方の心得もあるという氏ならではのエピソードなので、とても真似の出来ることではありませんが、
何かの参考になれば、と思い書かせていただきました。

Masayuki
記事COLON 72
登録日時COLON 火 13 5 2008, 00:46

Re: 表面板の塗装による音質

投稿記事 by Masayuki » 土 24 5 2008, 22:59

皆さんのアドバイスありがとうございました。
いろいろネットで調べてみましたが
セラックとそうは、水分に弱く注意せよとなっていました
これから夏場で汗などもいけないようです。
取り扱いは、面倒でしょうか?
今は、カシューの楽器なのでさっと拭いてしまっていますが。

Jasc
記事COLON 11
登録日時COLON 月 19 5 2008, 17:59

Re: 表面板の塗装による音質

投稿記事 by Jasc » 土 24 5 2008, 23:38

オールセラックの場合はネックとサイドの肌の触れる部分の取り扱いが結構大変ですね。
表板のみセラックであれば、さほど神経質にならなくても大丈夫かと思います(但し、肌の触れる部分はクロスなどの柔らかい布を当てておく必要はあります)。

また、セラックは熱にも弱いので夏場は十分に管理する必要があります。

慣れればさほど手間と感じませんが、最初は結構面倒かもしれませんね。

Masayuki
記事COLON 72
登録日時COLON 火 13 5 2008, 00:46

Re: 表面板の塗装による音質

投稿記事 by Masayuki » 日 25 5 2008, 18:39

Jascさん ご連絡ありがとうございました
表面板のみセラックと言うのが扱いやすそうですね。
ネットで調べましたら何人かの製作者がそうなっていました。
やはり、表面セラックが良いのでしょうね・・・・

Masayuki
記事COLON 72
登録日時COLON 火 13 5 2008, 00:46

Re: 表面板の塗装による音質

投稿記事 by Masayuki » 水 28 5 2008, 00:13

今日、池袋のプラサへ寄って(初めて)ご主人に聞いてみました
セラックは、基本的に塗膜が薄いので音の立ち上がりが早いそうです
また、音質は、そう言うことで材の音に近いそうです。
材料の善し悪しがそのまま出るよ!との事でした。
皆さんのアドバイス通りでありました。
このお店、ギターの調整やら修理やらいろいろな楽器が有り大変、興味深い
お店でした。
セラックに塗り替えてしまおうかなどと・・・・・・

Jasc
記事COLON 11
登録日時COLON 月 19 5 2008, 17:59

Re: 表面板の塗装による音質

投稿記事 by Jasc » 金 30 5 2008, 16:14

セラック塗装の塗り替えですか。
実は私もやったことがあります(10万の安いギターですが)。

セラックの塗装自体は非常に簡単(手間はかかります)なので自分でやってるみというのもいいかもしれませんね :D
ただ、ブリッジ周辺の処理が難易度が高くなかなか綺麗に仕上げられないかもしれません。

リスクはもちろんあるので、多少お金はかかるものの、信頼できる工房や楽器店に依頼するのが確実ですね。

ただし、セラック塗装に変えれば音質や音量が必ずしも”必ず良い方向にプラスされる”という訳ではないので注意が必要です。

Masayuki
記事COLON 72
登録日時COLON 火 13 5 2008, 00:46

Re: 表面板の塗装による音質

投稿記事 by Masayuki » 土 31 5 2008, 14:10

JASCさん ご連絡ありがとうございます
同じ事をシャコンヌさんで言われました
塗り替えは、6万円ぐらいだそうです
今のままにしておこうと思います。